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日中友好SNS 紅橋

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読者の皆さん、こんにちは!今週の生活情報は先月のPART1に引き続き、「中国人大学生の日本に対する意識調査PART2」をお送りいたします。今回の担当も、上海の美しい自然が広がる『宝山』に位置する、上海大学に交換留学中の拓真&航です。

PART1(エンターテイメント・ビジネス編)をご覧になっていない読者の方のために、今回の企画の趣旨を再度ご説明いたします。

中国の大学に通う私たち日本人留学生にとって、中国人大学生は大変身近な存在で、お話をする機会は多いです。しかし、そんな私たちでも、「中国人大学生が一体日本に対してどういうイメージを持っていのか」という疑問は簡単には解決できません。日本に滞在する読者、また上海にいても学生と接することのない読者の方々の中にも同様に疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

そこで、「じゃあ、実際に中国人大学生の日本に対する意識調査をしてみよう!」という発想から本企画が生まれました。今回、拓真&航が上海大学の中国人学生103名(男性:35名、女性:68名)よりアンケートを取り、 結果を集計しました。

今回のテーマは、「日中関係」です。近年ますます緊密になっている日中の経済関係をはじめ、両国にとってしばしばタブーとなりがちな、政治や歴史まで取り上げました。前回と同様、「中国人学生に、アンケート結果を踏まえた上で、意見を聞いてみよう!」という趣旨のもと、上海師範大学の一夏(いつか)ちゃん、上海対外貿易学院のユキちゃんにタクマが直撃インタビューしてまいりました。

“近くて遠い”そんな隣国、「中国」の未来を担う中国人学生は、いったい日本に対してどのような考えをもっているのか!?このメールマガジンを通して、読者の皆様が大切な隣人、「中国人」を少しでも理解するきっかけになることを切に願います。




【中国人学生がアンケート結果に一言】
――二人の答えを教えてください。

二人)「比較的良い」を選びました。


――なぜ「比較的良い」を選んだの?

ユキちゃん)以前は、靖国問題や歴史教科書の問題、日本の政治家の中国に敵対的な発言など、日中関係を悪化させるような報道が頻繁にされていたけど、最近はあまりそういったニュースはないからです。

一夏ちゃん)最近は、中国人の若者の反日運動も少なくなったと思います。

ユキちゃん)昨年の四川地震の際には、日本は中国のために多額の援助をしてくれました。そのニュースが多数の新聞やテレビで取り上げられましたことから、日本人に好意的な中国人も増えていると思います。私は、日本の24時間テレビを通じて四川省地震への募金活動が行われたというニュースをインターネット上で見たことがありますね。


――「良い」を選んだ人が1人だけいるけど、二人の周りで「良い」を選ぶ人っていると思う?

二人)残念ながら、まだいないと思います。やはり、日本に対してあまり良い印象を持っていない人が多いので。

ユキちゃん)私たち二人のように日本語を勉強している学生は、日本の文化に触れる機会も多いことから、日本に対して比較的良い印象を持っているように思います。一方で、日本語や日本の文化に触れる機会が少ない学生は、小さいころから中国の歴史教育を受けてきた影響か、日本に対してあまり良い印象を持っていないようです。

一夏ちゃん)中国人と日本人の最も大きな違いは「常識」だと思います。中国人も日本人も、子供のころから全く違う教育を受けてきたため、お互いの「常識」に違和感を抱いてしまうのだと思います。インターネット上や周囲の人々から、日本人の悪い噂やニュースを見たり、聞いたりすると、そういった一面的な情報だけを信じてしまって、日本人を嫌いになってしまう人もいます。

ユキちゃん) 私は、実際日本人と会って話せば、そんな悪いイメージも変わると思っています。でも、時として日本人の発言を聞いたときに、「日本は中国より発展している」という中国を見下した気持ちを感じることもあります。

一夏ちゃん)また、私の周りには「日本人は一見やさしそうだけど、何を考えているのかわからない」と考えている中国人の友人が多いです。



【中国人学生がアンケート結果に一言】
――二人の答えを教えてください。

二人)もちろん、「改善すべき」です。


――なぜ「改善すべき」を選んだの?

ユキちゃん)現状を見れば、当然のことです。だから理由なんてありません。世界のどの国であっても、他国との関係は常に改善すべきだと思います。

一夏ちゃん)日中間では政治的、歴史的にもお互いにまだ理解できないことがたくさんある以上、改善すべきだと思います。


――ヨーロッパではEU発足に見られるように、国同士の関係がより密接になっている一方、アジアでは、リーダーシップを発揮していくべき日中韓の三国の関係が特に悪い。この問題に対して、二人はどう思う?

二人)この三国の関係が悪い原因はやはり「歴史問題」だと思います。もちろん、ほかの国でも「歴史問題」はありますが、第2次世界大戦後、ドイツはきちんと自ら犯した罪に対する謝罪をしました。謝罪する姿勢がないということが、三国の溝を深めているのだと思います。

一夏ちゃん)国家間の歴史問題では、一方の国の政府は厳しく相手国の責任を追及すると、もう一方の国の政府はただ言い訳をするだけで、歴史問題を解決しようとしないということがありがちです。前者は、ただ相手国を責めるだけではなく、両国の関係を深めるための努力をすべきです。また、歴史問題の解決に消極的な後者のような態度は、両国の国民に対して決して良い印象は与えないため、改める必要があると思います。

以前、日本政府が歴史問題に関して、「日本にはヒットラーのような指導者はおらず、我々が起こした戦争において、他の民族を消滅させようとする計画はなかった。その点で、日本はドイツとは異なる」という趣旨の発言をしたとニュースで耳にしたことがあります。この発言も、歴史問題に対する言い訳に過ぎないのではないでしょうか。やはり、日本はもっともっと歴史に向き合う必要があると思います。



ユキちゃん)私の答えは「歴史問題」、「海洋権益の問題」、「国際政治のおける両国の政策不一致」です。

一夏ちゃん)私の答えは「歴史問題」、「国際政治における両国の政策不一致」、「両国民の相互理解不足」です。

二人)「問題ない」を選んだ人がいることにはビックリしました。これを選んだ人は、日中関係について何も考えていないのでは・・・。また、「台湾をめぐる問題」が2番目に多いのは意外でした。これは日中関係というより、中米関係の問題点だと思います。


――アンケートの結果通り、「歴史問題」は日中関係にとって当然の障害です。では、ユキちゃんはなぜ「国際政治のおける両国の政策不一致」、「海洋権益の問題」を選んだの?

ユキちゃん)新聞やテレビで多く扱われていて、ニュースを耳にすることが多かったので、日中間の大きな障害なのではないかと思いました。


――では、一夏ちゃんはなぜ「国際政治のおける両国の政策不一致」、「両国民の理解不足」を選んだの?

一夏ちゃん)日本の政治家がある政策に関して、何か発言をすると、それに対して中国の政治家が反対の意見を表明する。そういった報道が多かったのが理由の一つですね。また両国民の理解については、中国では日本人を理解する人が増えている一方で、理解しようとしない人もいまだに多いと感じています。


――日本人を「理解する人」と「理解しない人」の違いって何だと思う?

一夏ちゃん)「理解しない人」は「理解する人」に比べて、日本人に対する先入観が強く、悪いイメージを持ってしまいがちです。そのため、日本に対する関心や日本のことを知りたいという気持ちがわかず、日本を理解することができないのだと思います。


――よく日本のニュースでは「中国の違法コピー」について取り上げられています。例えば最近では、「中国における音楽の違法コピー率は90%を超え、ビジネス・ソフトウェアの違法コピー率は79%に上る」とか「中国で販売されているDVDは、10枚のうち9枚は海賊版」(下記URL参照)なんて報道されているけど、これについてはどう思う?
*参考URL:
http://www.recordchina.co.jp/group/g28799.html 
http://www.recordchina.co.jp/group/g26626.html

一夏ちゃん)中国では違法コピーは多いですね。上海には海賊版の専門ショップもあるみたいですし。でも、海賊版は品質が悪いというイメージが強いですね。

ユキちゃん)時には海賊版を販売することが、違法だと知らない中国人もいます。彼らは海賊版を売ることを当たり前のことだと思っているみたいです。


――14名しかいないけど、「安全保障上の問題」に関して言えば、「中国の08年の軍事費がドイツを上回り、アメリカに次ぐ849億ドルで世界2位になった」(下記URL参照)ということは知っていた?
*参考URL:
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009060902000099.html

二人)なんでこんなに高いんですか?知りませんでした。あまり軍事に関しては関心がないので・・・

タクマ)僕が上海に来たばかりのころ、大学内で軍服を着た学生が訓練をしていたんだけど、中国の学生はみんな訓練に参加するの?

二人)私たちも参加しました。中国では一部の中学校や高校、そして大学入学時に、学生たちに軍隊の精神を理解させ、規律のある軍隊の生活を体験させることを目的に、訓練が行われるんです。一人っ子政策で、両親から甘やかされて育ってきた学生を鍛えるという意味もあると思います。実際、ただ太陽の下で一日中ずっと立っているだけだったような気もしますが・・・(笑)。


――では、「在日中国人」の犯罪についてですが、中国でも在日中国人の犯罪は報道される?「2003年、日本の外国人犯罪者は2500人、うち80%を中国人が占める」(下記URL参照)なんてニュースもあるけど、どう思う?
*参考URL:
http://blog.livedoor.jp/far_east_news/archives/737247.html

二人)え????!!在日中国人の犯罪者がこんなに多いなんて知りませんでした。中国では学歴の低い人が出稼ぎのために日本に渡ることが多いのですが、残念ながらそうした人々が時としてこうした問題を起こしてしまうのではないかと思います。


――逆に、在中日本人の犯罪のニュースって聞いたことある?

二人)中国での日本人の犯罪に関するニュースは、今まで聞いたことがないですね。



【中国人学生がアンケート結果に一言】
――二人の答えを教えてください。

二人)「どれも賛同できない」です。


――なぜ「どれも賛同できない」を選んだの?

ユキちゃん)私は、経済に関してあまり詳しくないので、はっきりとした理由は言えません。ただ、なんとなくですが、日中の経済関係jは悪いわけではないけれど、良いとも言えないと思います。

一夏ちゃん)両国の経済関係は悪くはないけれど、技術や理念の面で互いに学ぶべきことを学び合ったり、それを自国流にアレンジするといった交流はないように思えます。

また日中間での貿易は、本来は頻繁に行われていて、例えば中国は家電や化粧品などたくさんの日本ブランドの製品を輸入してきました。しかし一方、中国は日本に対して中国ブランドの製品を、それほど輸出していないように思えます。同じ「Made in China」でも日本ブランドのものと中国ブランドのものでは、やはり中国ブランドには悪いイメージが付きまといがちだからでしょう。その意味では、日中の経済関係は対等とは言えないと思います。



【中国人学生がアンケート結果に一言】
――二人の答えを教えてください。

ユキちゃん)「日露戦争」以外は皆知っていますね。

一夏ちゃん)私は、一応全て知っています。


――二人とも知識が豊富だね。日本のセンター試験などの大学入試の際には、文系の学生は基本的に英語、国語(日本語)に加え、日本史、世界史、地理の3つから1つ選択しなければなりません。僕も高校3年の時は世界史を選択していたけど、学校での歴史の授業は一週間に3?4時間程度でした。やはり少ないと感じる?また、日本では「中国は歴史教育にかなり力を入れている」という印象が強いけど、実際、中国人学生の歴史の授業時間はどの程度なの?

二人)言うまでもなく、日本の歴史教育は、やはりまだ不十分だと思います。中国の大学入試の際には、文系の学生は英語、数学、国語(中国語)に加え政治、地理、歴史(中国史・世界史)の3つから1つ選択しなければなりません。私たちは、二人とも歴史を選択したのですが、高3の時、一週間の歴史の授業時間は12時間もありました。

一夏ちゃん)それでも、私はまだまだ中国の歴史教育は足りないと思います。確かに、歴史の表面的な知識は学んだけれど、もっと歴史の裏まで勉強する必要があると思います。

ユキちゃん)私は中国の歴史教育は十分だと思います。最低限知っておくべきことは、全て学んだと思うし、あとは何を学べばいいの?と思ってしまいます。全ての学生が、歴史の裏まで学ぶ必要はないと思います。

一夏ちゃん)でも、私の場合、大学1年の時に「中国近代史」の授業があっただけで、大学で歴史を学ぶ機会はあまりありません。周りの友人を見ても、中国史・世界史に関わらず歴史に対する関心がどんどん薄れてしまっているように思えます。それに、高校で歴史を選択しなかった学生の歴史を学ぶ時間は、かなり少ないですし、やはりもっと歴史の教育が必要だと私は思います。

タクマ)なるほど、いろんな意見があるね。歴史の授業時間だけ見ても、日中の歴史教育に対する温度差が感じられるね。他にも、日本と中国の歴史の教科書を比較してみると、両国の「現代史」に対するスタンスの違いが見えてくるよね。僕が高校で使っていた歴史の教科書では、第一次世界大戦以降の現代史は80ページ程度しかない。一方で、中国人の友人が使っていた歴史の教科書を見ると、同じ範囲の歴史は約200ページもあるし、本の大きさも、中国のほうが大きい。やはり、日中での歴史、とくに現代史に対する考え方の違いが、教育の違い、さらには国民の歴史観の差を生んでしまうのだろうね。



――二人の答えを教えてください。

ユキちゃん)私は「靖国参拝」、「日本の歴史教育」、「日本の政治家の発言」の3つです。

一夏ちゃん)私は「靖国参拝」、「日本の歴史教育」、「日本の報道」の3つです。


――僕は去年の国慶節に、南京大虐殺紀念館に行ってきたんだけど、二人は行ったことはある?

ユキちゃん)私は、南京には行ったことはありますが、南京大虐殺紀念館へは行きませんでしたね。

一夏ちゃん)私は、中学の修学旅行で南京大虐殺紀念館に行きました。


――一夏ちゃんが選んだ「日本の報道」についてだけど、日本のメディアは、日中間で何か問題が生じると「中国では、全ての問題は日本側にあるかのように報道されている」というような伝え方をすることが、時としてあります。実際はどのように報道されているの?

二人)私たちは、そうした報道はあまり聞いたことがないですね。日中間の様々な問題の原因は、どちらか一方ではなく、日中両国にあると思います。


――アンケート結果をみると、やはり「南京大虐殺」は上位に位置するけど、当時の日本人については、どのような教えられ方をするの?

ユキちゃん)「残忍、?人的?候没有人心(残忍で、人を殺す時には人の心を持っていなかった)。」日本刀で、中国人を殺す時に腹を切り裂いて殺したりするなど、日本人の残虐ぶりを具体的に教えられるし、それに関する写真も見せられました。

一夏ちゃん)私は、授業の時に「南京大虐殺」に関するドキュメンタリー番組を見ました。殺人をする様子が何度も流れました。画面の中で殺人をする日本兵は、まるで感情がないようでした。やはり、残酷な場面を動画で見るのはきつかったです。

タクマ)僕は、日本でそこまで詳しく「南京大虐殺」について教わらなかったな。日本からすると、自国の汚点でもあるから、国民にそこまで詳しく教えたくないという意図が感じられるね。本当はきちんと教えなくてはいけないことなのに・・

ユキちゃん)それは、中国でも一緒だと思います。1989年の「天安門事件」について、私たちはギリギリで教わったけど、私たちの後の世代は、どんどん教えられなくなっていて、事件についてあまり知らない学生が多いようです。



――二人の答えを教えてください。

二人)「関係が深まるが摩擦も増える」です。


――なぜ「関係が深まるが摩擦も増える」を選んだの?

ユキちゃん)このことは、どんなことにもあてはまると思いますが、互いの関係が深まるにつれて、矛盾が生まれる機会が多くなり、摩擦が増えるは必然的なことだと思います。しかし、摩擦が増えるのは決して悪いことではないと思います。摩擦の中から、より良い結果が生まれるということは少なくないからです。ですから、私は、日中政府がきちんと摩擦に対処しさえすれば、その摩擦が日中関係をより発展させると信じています。

一夏ちゃん)現時点での摩擦とは、まさにQ3で問われている「日中関係の障害」で挙げられている要素だと思います。繰り返しになりますが、私は中国人大学生の歴史に対する知識不足という問題を感じています。周囲の友達と歴史について話そうとしても、興味を持っていない人が多く、歴史について話せないのです。「歴史の勉強=テストのための勉強」で、自分自身が「歴史を知りたい」という自発的な気持ちが欠けているように思えます。



――二人の答えを教えてください。

ユキちゃん)私は「中国の歴史」、「中国の伝統文化」、「中国の経済発展」の3つです。

一夏ちゃん)私は「中国の歴史」、「中国の政治体制」、「中国人の生活」の3つです。


――なぜその答えを選んだの?

二人)やはり、「中国の歴史」を伝えるのは当たり前ですね。過去の歴史を理解して初めて、お互い理解し合えるからです。歴史は、過去を理解することで今という時代をより疎通させることができるからです。

ユキちゃん)日中間では歴史教育が異なるだけでなく、一人ひとりが歴史を学ぶ程度も違います。ですから、日本人に紹介すべき歴史は当然、正しい歴史でなければなりません。

また「中国の伝統文化を紹介する」ということは、興味を持ってもらうということです。なにか一つでもある国に対して 同じものが好きという気持があれば、自然とその国を理解したいという気持ちになります。

「中国の経済発展」を紹介するのは、わたしたちにとって最も重視すべき事柄だと思います。なぜなら、日本人に中国の現状を知ってもらうことが大切だからです。いまだに全ての中国人はご飯を食べた後、卓球をし、道路は自転車で溢れているという中国に対する固定的なイメージを持っている日本人の方が多いでしょうから。

一夏ちゃん)私が「中国の政治体制」を選んだ理由は、日中間で頻繁に起こる様々な政治問題に対して、政治に関する知識なしに、判断を下すことはできません。もちろん、私も政治に関してわからないことは沢山あります。しかし、中国でも日本でも、政治に対する興味が薄い学生がどんどん多くなっていて、何の裏付けもなく一方的に「相手の国が悪い」と考えてしまいがちです。だからこそ、政治問題に対し、正しい判断を下すためにも、「中国の政治体制」に対する理解を深めてほしいと思いました。


――では、一夏ちゃんは「中国の生活」を選んだけど、具体的に何を伝えるの?

一夏ちゃん)例えば、中国人店員の態度についてですね。買い物をするときには、商品を少し見ているだけでも「要什??(何が欲しい?)」と言ってくるし、洋服を買う時は常に後ろに付きまってきます。日本人の方がこうした「中国人の生活」について、事前に知っているか知らないかで、中国に来た時の第一印象も変わってくるのではないかと思います。



――二人の答えを教えてください。

二人)ここに挙げられている4名はみな知っていますが、やはり、アンケート結果でも一位の「小泉純一郎」氏ですね。理由はやはり、「靖国神社参拝」です。また、在任期間も長く、テレビや新聞で頻繁に報道されていたということも理由の1つです。


――「福田康夫」氏は親中という意見が多かったのだけれど、どう思う?

ユキちゃん)私は「福田康夫」氏については、あまり知りません。

一夏ちゃん)私は、親中というよりも、退陣表明の記者会見で「あなたとは違うんです!」と発言をしたというエピソードのほうが、印象に残っていますね(笑)。他の二人については、あまり特別な印象はないです。


――「麻生太郎」氏を選んだアンケート回答者の中で、理由として「秋葉原でオタク宣言をした」ということを書いていたのだけれど、このエピソードは知っている?

二人)そんなことがあったんですか!?そのエピソードは聞いたことはないですね。


――最後に、現総理大臣の「麻生太郎」氏に何か伝えたいメッセージがあれば、よろしくお願いします。

ユキちゃん)日中両国民の感情を傷つけるようなことをしないでください。そして、より良い日中関係を築くためにも、民間の交流をどんどん促進して欲しいと思います。

一夏ちゃん) 日中間には本当に様々な問題があります。現在の日中関係をどう考え、どう促進できるのか?一つ一つの問題に対し、確実に解決していってほしいと思います。


――ご協力ありがとうございました。


<編集後記>
今回が、私のRINKOKUでの最後の取材及び記事執筆でしたが、最後にこのような記事を発行することができて非常に幸せです。今回の記事が、読者の皆様にとって「日中の差を理解する」という相互理解のためのファーストステップになれば、それがお世話になった中国に対しての、私なりの恩返しができるのではないかと思うからです。私が中国に留学してから10ヶ月経ちました。短いながらも10ヶ月という留学期間の中で、私は「日本人と中国人は全く違う」ということを“実感”しました。これは、もちろん当たり前のことで、私も中国に留学する前から“知って”はいました。しかし、自らの心で日中の差を直接感じとって初めて、その差を“実感”することができるのだと思います。100%の“実感”ではないけれど、読者の皆様がこの記事を通じて「日中の差」というものを“疑似体験”し、中国ひいては中国人を理解し、好きになっていただければ、まさに「相互Happy」です。


<イベント情報>
<KANAGAWA CAREER EXPO 2009>
?留学生・グローバル学生のための合同会社説明会?
http://www.ryugakusei-job.com/index.html

・日時:7月7日(火)11:00?17:00
・場所:新都市ホール(横浜駅東口横浜そごう9階)
・出展企業:40社(予定)
・2009年度・2010年度 大学・短大・専門学校卒業見込みの日本人留学生・外国人留学生(一般学生も参加OK!)
・入場無料


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